新築戸建の内覧チェックポイント

戸建購入の実務

新築戸建の内覧では、「新築だから問題ない」と考えすぎないことが大切です。

建売住宅であれば完成後の建物を確認できますし、注文住宅や建築中の物件であれば、工事の途中段階で確認できることもあります。

いずれの場合も、内覧は単なる見学ではなく、引渡し前に不具合や気になる点を確認する重要な機会です。

実際、新築であっても施工上のミスや仕上げの不具合が見つかることはあります。

特に建売住宅では、完成品として購入するため、引渡し前にどこまで確認できるかが重要になります。

内覧時は、見た目のきれいさだけでなく、外観、室内、水回り、床下、小屋裏、保証内容まで確認する意識を持ちましょう。

ラボ子

新築でも不具合がゼロとは限りません。引渡し前の内覧で、気になる点をしっかり確認しましょう。

外観と基礎は最初に確認する

完成後の建売住宅を内覧するときは、まず外観から確認します。

外壁にひび割れや浮きがないか、屋根の形状に違和感がないか、雨樋が正しく設置されているかを目視で確認します。

外観は見た目の印象だけでなく、施工状態を確認する入口にもなります。

特に基礎部分は注意して見ておきたい箇所です。

基礎に細いひび割れがある場合、乾燥収縮によるヘアクラックで許容範囲とされることもあります。

ただし、幅の広いひびや斜めに走るひび、深く入っているように見えるひびは、構造的な問題を示す可能性があります。

買主だけで判断が難しい場合は、施工会社や販売会社に確認し、必要に応じて専門家の意見を聞くことも検討しましょう。

確認箇所 見るべきポイント
外壁 ひび、浮き、汚れ、仕上げムラ
屋根 形状、雨仕舞い、目視できる違和感
雨樋 設置位置、傾き、固定状態
基礎 クラックの有無、幅、方向

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外観は見た目だけでなく、施工状態を見る入口です。基礎のひびは特に確認しておきましょう。

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室内の仕上がりは実際に触って確認する

室内では、床、壁、天井、窓、建具の仕上がりを確認します。

新築戸建でも、フローリングの傷、クロスの浮き、継ぎ目の目立ち、建具の建て付けなどに不具合があることがあります。

見た目だけでなく、実際に歩く、開け閉めする、触るという確認が大切です。

たとえば、ドアや収納扉がスムーズに動くか、窓の開閉に引っかかりがないか、床鳴りがしないかを確認します。

また、天井や壁の水平・垂直に違和感がないかも見ておきたいところです。

内覧時に見つけた軽微な傷や施工ムラであっても、引渡し前であれば補修を依頼しやすくなります。

営業現場でも、新築の内覧では「気づいた点をその場で記録する」ことをすすめます。

スマートフォンで写真を撮り、担当者と共有しておくと、補修漏れを防ぎやすくなります。

室内確認箇所 見るべきポイント
傷、床鳴り、沈み、継ぎ目
壁・クロス 浮き、剥がれ、継ぎ目、汚れ
開閉、鍵、サッシの建て付け
建具 ドア、収納扉、引き戸の動作

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新築でも、傷や建て付けの不具合はあります。目で見るだけでなく、実際に動かして確認しましょう。

水回りと設備は動作確認が大切

水回りの動作確認も欠かせません。

キッチン、洗面台、浴室、トイレなどは、実際に水を出して確認することが重要です。

水の出方、水圧、排水の流れ、異音、臭いなどは、使ってみないと分からないことがあります。

また、トイレの水洗動作、浴室の排水の速さ、換気扇の稼働音、給湯器の動作も確認しておきたいポイントです。

新築だからといって、設備接続や排水に不具合がないとは限りません。

実際、排水の勾配不足や接続不良などは、生活を始めてから気づくと対応が面倒になります。

内覧時に確認できる範囲で、水回りは必ず動かしておきましょう。

担当者がいる場で確認すれば、不具合があった場合の補修依頼もスムーズです。

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水回りは、見た目だけでなく実際に動かして確認しましょう。水圧や排水の流れは重要です。

床下・小屋裏・保証内容も確認する

可能であれば、床下と小屋裏も確認しておきたいところです。

床下には点検口が設けられていることが多く、基礎の状態、床下の断熱材、防湿シート、配管の状況などを確認できます。

小屋裏では、断熱材の施工状態や雨漏りの痕跡がないかを見られる場合があります。

これらは普段の生活では見えない部分ですが、建物品質を確認するうえで重要な場所です。

自分で判断が難しい場合は、ホームインスペクションを利用する方法もあります。

また、新築戸建では保証内容の確認も重要です。

住宅品質確保促進法により、新築住宅では構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、引渡しから10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。

ただし、保証の範囲、連絡先、定期点検の有無、アフターサービスの内容は会社によって異なります。

引渡し前に保証書類とアフターサービスの内容を確認しておきましょう。

確認項目 見るべき内容
床下 基礎、配管、断熱材、防湿状態
小屋裏 断熱材、雨漏り跡、施工状態
瑕疵保証 10年保証の対象範囲
アフターサービス 点検時期、連絡先、補修対応

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床下や小屋裏は見えにくい部分ですが、建物品質を確認する大切な場所です。保証内容も忘れず確認しましょう。

まとめ

新築戸建の内覧では、「新築だから大丈夫」と油断しないことが大切です。

外観、基礎、室内の仕上がり、水回り、床下、小屋裏など、確認すべきポイントは多くあります。

特に引渡し前であれば、不具合や傷を指摘し、補修を依頼しやすいタイミングです。

内覧時には、気になる点を写真で記録し、担当者と共有しておくと安心です。

また、新築住宅には10年間の瑕疵担保責任がありますが、保証範囲やアフターサービスの内容は事前に確認しておきましょう。

新築戸建の内覧は、これから安心して暮らすための最終確認の場として、丁寧に行うことが大切です。

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